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Fanny Terno "Tokonoma Syndrome (Objecta)"


展覧会概要

タイトル:"Tokonoma Syndrome (Objecta)"

作家名:Fanny Terno

会場

PERIDOT ART CENTER + OSAKA SPACE

大阪府大阪市北区西天満4-9-4 西天満ビル108

会期

2026年7月17日(金)〜7月30日(木)

休廊日

日曜、月曜、祝日

開廊時間

10:00〜18:00

作品説明

本展は、絵画、写真、ポラロイド、インスタレーションによって構成されている。異なる媒体による作品でありながら、それらは共通して「何かが現れるとはどういうことか」という問いを共有している。展覧会タイトルの《Objecta》は、ラテン語 objectum に由来する。この語は単に「物」を意味するのではない。私たちの前に置かれ、経験へと与えられるもの。私たちの意識とは独立して存在しながらも、見ること、考えること、あるいは感情を生み出す契機となるものを指している。

茶室の床の間に置かれる花や茶碗、石や掛物もまた、そのような objectum である。それらは意味を説明するためではなく、人と物とのあいだに静かな関係が生まれる場をひらいている。展示される写真作品は、実際の茶道具やその見立てによる構成を俯瞰的に撮影したものである。暗室で手焼きされたモノクロームの像は、物そのものだけではなく、それらの配置や関係を映し出している。絵画ではさらに、物は直接描かれることなく、その存在が残した印象やリズム、関係だけが色彩や質感として現れる。

作品を横断しながら、物は少しずつ姿を変えていく。そこを移動しているのは物そのものではなく、身振りや配置、その反復によって受け継がれる型である。茶道における型とは、決められた動作をなぞることではない。繰り返されるたびに新たな関係を生み出し、経験を更新し続けるための実践である。

会期中、《Tokonoma Syndrome》は繰り返しアクティベーションされる。オブジェやイメージは移動し、新たなポラロイドが展示へ加えられていく。展示そのものもまた、一つの型として変化を続ける。展示そのものもまた、一つの型として、会期を通してゆっくりと姿を変えていく。

関連イベント

オープニングパーティー

開催日:7月18日(土) 15:00-18:00

パフォーマンス

開催日:7月25日(土)
参加費:4,000円(サイン・ナンバー入り作品付き)
定員制・事前予約制

*参加を希望される方は、以下のリンクよりお申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdMKoUlxgo-UZ-MspTO-lidMrVSHdl_KqA0vc2dVZxSRZhkKg/viewform

プロフィール

Fanny Terno

プロフィール

1992年モナコ生まれ。京都在住。写真、インスタレーション、パフォーマンスを横断しながら活動する。長年にわたる茶道の実践を背景に、物やイメージ、光、身振りの関係から、注意や出会いの場を立ち上げる作品を制作している。人・物・風土のあいだに結ばれる関係や、イメージが立ち現れる条件を探求し、作品はフランス、モナコ、日本で発表している。

主な個展

2026 Tokonoma Syndrome - 半夏生 (Villa Kujoyama/京都)
2025 Blink (つぼみ堂/京都)
2025 京都市立芸術大学博士審査展(京都)
2024 Monomi III(ニュイブランシュKYOTO, Bridge/京都)
2023 Living Yokocho(隅田向島EXPO/東京)
2023 Kyojima(ONA project room/東京)
2017 Points de vues(Espace pour l’art/アルル)
2015 L’ombre des gestes(Le Teashop/モナコ)

主なプロジェクト・グループ展

2026 Tokonoma Syndrome - Kanazawa (LAiR Artist Residency, LINNAS /金沢)
2024 Scents of Community(大阪関西国際芸術祭/大阪)
2024 Ittekimasu Tadaima(ENSP/アルル)
2023 Monomi I(ヴィラ九条山/京都)
2019 1-minute performance(スパイラル/東京)
2018 Théorie du photographique(共同企画・共同キュレーション・共同出展/アルル)
2017 Kyoto Survey(関西日仏学館/京都)
2016 Matérialité-immatérialité(DDDギャラリー/京都)

受賞歴

2024年 ARTAOTA Art Award
2024年 ニュイブランシュKYOTO セレクション
2018年 Olympus ENSP Award

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