展覧会概要
タイトル:「わたしたちは同じではない、それでも」
作家名:中島星佳
会場
PERIDOT ART CENTER + OSAKA SPACE
大阪府大阪市北区西天満4-9-2 西天満ビル108
会期
2026年8月25日(火)〜9月4日(金)
休廊日
8月30日(日)、31日(月)
開廊時間
10:00〜18:00
作品説明
誰かがいたことは、どこに残るのでしょうか。
私たちは日々、誰かと出会い、言葉を交わし、時間をともに過ごしています。
その時間は過ぎ去り、目には見えなくなります。それでも、ときに私たちは、人の姿がなくても、その存在を感じることがあります。
長い時間を受け止めてきたもの。
誰かに触れられてきたもの。
静かに姿を変え続けるもの。
そこには、人の姿はなくても、言葉では言い表せない何かが宿っています。
人と人との関係もまた、そのようなものではないでしょうか。
関係そのものを見ることはできません。
見えるのは、その関係が触れたものだけです。
誰かと過ごした時間は、身体や記憶、身の回りのものを少しずつ変えながら、今もなお私たちのなかに息づいています。
この問いの背景には、双子として育った経験があります。
最も近くにいた他者は、常に「同じ」と見なされながらも、決して同じ存在ではありませんでした。同じ時間を過ごしていても、それぞれが見ている景色や受け取る記憶は少しずつ異なります。
その実感は、人と人との関係や、そのあいだに生まれる境界を見つめ続ける、現在の制作の出発点となっています。
目には見えなくなったものは、どのように私たちのなかにあり続けるのでしょうか。
誰かと過ごした時間は、何を残していくのでしょうか。
境界は、人と人とを隔てるためにあるのではなく、触れ合った関係が静かに留まる場所なのかもしれません。
わたしたちは同じではない、それでも。
プロフィール
中島星佳
2002年福井県生まれ。2025年3月、京都芸術大学美術工芸学科総合造形コース卒業。現在、京都芸術大学大学院芸術実践領域彫刻・立体造形分野在籍。
人と人との関係のなかに生まれる距離や境界をテーマに、変容する素材を用いた立体作品を制作している。身体や記憶、身の回りのものに静かに留まり続ける関係を手がかりに、目には見えない境界のあり方を探求している。
主な展示
2021年 未成年展 ― 今を駆けるアーティスト ―(福井県立美術館、福井)
2023–2024年 U.S.E. Uryuyama Sculptures Exhibition(ギャラリーマロニエ、京都)
2024年 彫刻 Tomorrow ― 6大学推薦若手の饗宴 ―(ギャラリーマロニエ、京都)
2024年 Clear(ARTE CASA/名古屋栄三越、愛知)
2024年 MY Major展(Sophia、滋賀)
2025年 京都芸術大学卒業展(京都芸術大学、京都)
2025年 HOP展(ギャルリ・オーブ、京都)
2026年 オープンスタジオ(CAPS、京都)
2026年 SPURT展(ギャルリ・オーブ、京都)
受賞歴
2025年 京都芸術大学卒業展 奨励賞